製鉄所を見学してきた。その3

 

鉄所を見学させていただいた、その日の夕方。
夕飯に誘われたので、一路お食事へ。

見学の後に夕飯でも、とは聞いていたけれども、思えば相手は
大企業はJFE。
我に返れば結構緊張。
どう考えても、前に座ってる人偉い人だし。

なんの話をすればいいのやら。
オレのイメージでは、変な話するといきなり社長が怒って、
専務が「ちょっと君こまるよぉー」と廊下でお小言みたいな。
どーすっかなぁ、、、、と思っていると、一番えらい人が話しかけてきた。

「他にも面白い企画があったらぜひ。次に作りたいものとかあるんですか?」
"潜水艦ですかねぇ、、”と。


「実は今、開発中の所に川がありましてね、そこに帆船浮かべてレストランと
かいいねって話していたんですが、潜水艦もいいな〜」と。
話合うじゃんか。
この辺りまで、喋るが少ない分お酒ガンガン飲んでたので、調子出てきた。

”客入れ時だけ浮上したりして!”だの、”潜水すれば食い逃げできない”だの。
”パイプをちょっと加工すれば、すぐ潜水艦の形になるし”と言った。


「おい、うちのパイプで一番大きいのどれ位があるんだ?」と、偉い人。
”は、スパイラル管なら直径?メートルまで通常商品であります”との事。

そういえば、このJFEなる会社は川崎製鉄と日本鋼管という会社が合併した会社だった。
パイプ作るのも本職だった。
ヤベェ、このまま話乗ったら、潜水艦まで作る事になっかも、、、ちょっと酔い覚めた。

いや、でもレストランに原子炉は無いっすよね、、、と撤退。
話が盛り下がるのもイカンので、考えてみた。

”どーせ作るんなら、子供から大人まで楽しめるものがいいっすね〜、
鉄だけに鉄人28号とかいいんじゃないです?”


思いつきで言ってみた。

見せてもらった鉄作り、それで作る面白いもの、、、、
正直なところ、あの高炉しかり、工場しかり。
鉄を作る機械や設備も鉄で出来ていた。
一番最初は、ほんの小さな鉄を作り、その鉄でもう少し大きな窯とかを作って、、、
その出来た鉄を、、と繰り返し、こんな巨大な鉄を作るところまで来た。
そんで、目の前に居る人たちは、紛れもなく今、その鉄を作っている人達だ。

話を聞けば、戦後の復興に絡み、試行錯誤の上で世界最高の鉄を作り上げた。
自分が遊ばせてもらっている鉄は、この目の前の人達や もっと昔の鉄の先人が
作り上げてきたわけで。
もちろん、誰かが鉄を作っているとは知っていたけど、改めて知るとなんともいえない思いが。
高炉のモニュメントもそうなんだけど、もう一つ、自分から鉄の先人にものを作りたいと、そう思った。


この人たちのヒーローだった鉄人を作る。
いいじゃんか、ドキドキするじゃんか。

話すに、目の前のえらい人も”少年”なる漫画雑誌を必死に読んでいたとの事。


そんなこんなで、、、、、
今年は、高炉モニュメントと鉄人の二本立てなのだ。

高炉モニュメントを読む

鉄人を読む

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